怖いなあ・・・・

各所で触れられているように「ネットがリーク回路に使われ」って事に空恐ろしいものを感じる。別にリーク回路じゃなくとも、オーバーグラウンドに十分なインパクトを与えかねないソースとして「きっこの日記」が利用されているって事実にほとんど終わった感さえ覚えている。

例えばちょっと前のライブドア騒ぎ。後に出版された「ライブドアvsフジテレビ 死闘70日全記録」では時系列記述の中に多くのサイトの見解が紹介されていたけど、それらのほとんどはその前から見ていてある程度信用があるサイトだった。例えnikaido.comであっても立ち位置が明確なだけにその情報は噛み砕きやすく違った意味で信用はある。切込隊長のいかだ話だって同じ。

が、「きっこの日記」だ。よりによってそこに釣られるか?この件もこれまでの週刊誌・2ch完コピ路線は完全に踏襲されていると思う。ただそのまとめスキルがやはり圧倒的に早くて、確かにここで指摘されているようにプロっぽい。何のプロかは知らない、が普通に考えてこんなメークさんはいない。いわゆる「家政婦は見た」的設定の発展形に過ぎない。文体とキャラ設定が定型化されているから、書き手が代わっても判別は難しい。そんなところと連携して情報発信する企業なんておよそ正気の沙汰とは思えない。いやほんとに上場企業じゃなくて良かったイーホームズ

以上と趣旨は違うけど、この前の証人喚問か参考人招致のどっちか忘れたけど例の総研サイト上のデータが消去されてgoogleキャッシュに残ってる件が取り上げられていた。これだけでも実際寒いと思っていた(これは単純に質問する議員がキャッシュの事とか分かってなさそうという感覚)のに。よりによって建築業界関連で層化臭の上に変形左翼案件で(いやだからこそなんか?)こんな状況を作り出さなくてもというのが正直な感想。

ブログジャーナリズムを標榜する人たちにとってはかなりハードルの高い試金石になるだろうなあ。どうせこれ以上何かあるとは思ってないけどさ。後出しじゃんけんがいいところだろう。が、さるさる日記発信の情報は勝谷氏の印象のせいかどうしても似非じゃ〜なリズムの温床的な印象が強いからさしずめ新自由主義ブログVSさるさるといった構図になったりして*1それはちょっと期待

あと、すげーどうでもいいんだけど、ちょっと前のエントリーで松尾芭蕉について書かれていて思い出した。清澄白河小名木川そばにある松尾芭蕉銅像の後ろに「きっこ」というお好み焼き屋がある。なんか関係があるんだろうか?

(追記)そういえば思い出したメモ。finalventの日記でアトラス設計の人の告発がNHKの速報かなんかで出た時に「こういう声を消さないためのブログが」みたいなエントリがあった気がする。該当は忘れた。

*1:きっこの日記はブログでもあるがベースが日記なんでさるさる陣営