うんざりだ
H-Yamaguchi.netで指摘されているように少年犯罪が増えている・凶悪化している類の発言をする輩は信用ならない。そんな事言ってるのが(最も少年犯罪が多かった世代の)50歳代だとマジうんざりする。印象論だけで仕事が成り立つんだから羨ましい限りだ。
少年犯罪に関する誤解は「反社会学講座」」(そういやこのサイトっていつからあるんだろう?2000年位には見てた気がする)の第2回「キレやすいのは誰だ?」で知ったんだけど、去年本になってた。読み返してみて、さらに濃くなってて面白かった。内容は少年犯罪の件を筆頭にパラサイトが日本を救う・フリーターのおかげなど一般にはびこる俗説を専門知と諧謔を持ってなぎ倒してく。超オススメ。ちなみに一番好きなフレーズは
家族や親子のあるべき姿、模範や理想像なんてものは存在しないのだという真理に、文学は紀元前から気づいています。社会学はいまだに気づく気配もありません。
最近『反社会学の不埒な研究報告』という続編が出たんだけど、評判いまいち。んー試に読んでみよっと。
おすすめ度の平均:
自称イタリア人なんてウソでしょ。旧くて尚新しい・・・。
痛快かつ面白い本です。